2011年11月14日

機能が、立体的、流動的に繋がる/クンストハル美術館(オランダ)

 21世紀の建築界に、最も強い影響力を発信している建築家はこの人、レム・コールハース(1944~)でしょう。自身の著作と建築で、世界中の建築界を挑発し続けています。きっと20年後までも。さて、『クンストハル』(1992)です。ロッテルダム市中心部のミュージアム・パーク、その北端にあります。公園側からいきなり傾斜路でアプローチします。3つの展示室とオーディトリアムを、4つの斜路で巧みに連結されていて、まさしくコールハースお得意の斜行空間の出現です。ここでの空間は、機能と立体が必然性をもって動きます。

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