2012年11月25日

リズム感と均整/ラ・ロトンダ(イタリア)

 旅好きな人たちの間で、つとに人気になっている世界遺産のヴィラに『ラ・ロトンダ』(1566)があります。A.パラーディオ(1508~1580)の設計で、彼が遺した最高の作品といわれています。時代はルネサンス後期、パラーディオはヨーロッパの建築界に最も大きな影響力をもった建築家でした。ここ北イタリアのヴィチェンツァ市は、ブルジョア達の別荘地として好まれている場所です。さて、しばらく坂道を歩き、門を潜っても更に緩い勾配のアプローチを経て対面となります。正方形平面に、四面同一の立面、その上には、ドーム屋根がチョコンと載ります。主階が2階であることも面白い。厳格な対称性と整数比によって、求心性が強調されています。歴史的建造物に造詣の深い所有者がいたことも、このヴィラにとって幸せでした。


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