岡山 宝伝港から高速船で10分。瀬戸内海の荒い波しぶきを思いっきり浴びて、お目当ての『精錬所跡』(2008)に到着です。ここ犬島の産業遺構の保存と再生に、建築家の三分一 博志(1968~)が挑んだ美術館です。銅の精錬途中でできる鉱サイで作られた煉瓦がそこにあったことが、このプロジェクトの成功を助けたのは確かでしょう。しかし同時に、三分一の軽やかなセンスに感心の連続です。彼の今後の活動からも目が離せなくなりました。
妹島和世(1956~)による、同じく犬島の『家プロジェクト』は力が抜けているように見えて好ましく、そのすぐ隣で岩山に聳える、島の守り神 然とした『山神社』」の姿も印象的でした。
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