2011年9月26日

表層建築のさきがけ/シグナル・ボックスと機関車車庫(スイス)

 スイス北部に位置するバーゼル市は、ドイツ、フランスとの国境近くにあり、真夏でも涼しく、快適にすごす事ができます。私達が宿泊したホテルにはエアコンの設備が無かったほどでしたから。ヘルツォーク&ド・ムロン(2人とも1950~)設計の『シグナル・ボックス』(1995)が見たくて、いざ。それは、単純なボックスの外側に巾20㎝程の銅板の帯が巻きつけられています。電磁波をブロックするためのようなのですが、理屈はさっぱりわかりません。帯は中央で捻られていて、ボワーッ とした不可思議な視覚効果を生んでいます。内部に入ると、外部から見る限りスケール感が掴められないのですが、そこは普通の6層の執務室。帯の隙間越しに見える外の景色は、予想以上に視界良好でした。

 同じく、ヘルツォーク&ド・ムロンの設計による『機関車車庫』(1995)は「シグナル・ボックス」の真向かいの、鉄道線路が終結する位置にあります。無駄な要素を削ぎ落とした、タイトなヴォリュームが好ましく見えました。

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