建築を旅して~写真
私が海外、国内の旅で出会い、触れて感じた数多くの建物や街並みをごらんください。
2012年9月10日
丘の上に輝く望徳/日本二十六聖人記念館(長崎県)
JR・長崎駅から急な坂道を10分ほど歩くと、 西坂公園です。現在は整備されているこの公園も、400年以上前には、26人のキリシタンが尊い命を絶たれた悲劇の地だったとは‥‥。ここに建つ『日本二十六聖人記念館』(1962)は、建築家 今井兼次(1895~1987)が全身全霊を傾けて取り組み完成させた、殉教者達のためのモニュメントです。建設に協力、協働した一般人達の祈りと精神までも、実に美しく溶け合っているように見えます。昭和30年代後半、モダニズム全盛の時代に今井はこの建築でその枠を超えました。
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