D.リベスキンド(1946~)によるベルリンにある『ユダヤ博物館』(1998)は、大戦後のドイツでユダヤ人の歴史が、今でも解決していない問題を展示のテーマにしています。リベスキンドは以前、インスタレーションである「ライン・オブ・ファイヤー」を発表していました。この建築はそれをベースにしたと推察できます。全体を細長く折りたたんで屈折させた形態が絡み合って、実に複雑で密度のある空間が展開されていました。評価されるべき、問題作です。
2011年6月27日
2011年6月20日
時代(ファシズム)とシンクロした?/カサ・デル・ファッショ他(イタリア)
『ノヴォコムン集合住宅』(1929)はイタリア合理主義の流れの中にある建築といえますが、テラーニは政治体制による妨害を越えようとして、幾度も手を加えたといいます。
『ジュリアーニ・フリジェーリオ集合住宅』(1940)はテラーニ最後の作品です。平面、立面共に構成が複雑で、政治体制のプロパガンダから完全に解放されて、自由が感じられます。
※このあと、神経を病んだテラーニはムッソリーニ失脚の直前、ファシズムの責任をとって殉死したのです。
美しいコモ湖を背にして建つのは『戦没者慰霊碑』(1933)です。様々な意味で少し”重たい”気分に‥‥。
2011年6月13日
あ、あっ、これは何だ ! ? ・・・/豊島美術館(香川県)
2011年6月6日
雨も優しい村/ラ・アルベルカ(スペイン)
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