もう一つ、JR高崎駅からほど近いところに旧井上邸(高崎哲学堂)があります。ゼネコン井上工業社長・井上房一郎の住居です。麻布にあったレーモンド邸に惚れこんだ井上が、許可をもらってそっくりコピーしたものなのです。経済性が考慮されたのでしょうか、丸太と合板が多用された、一見質素な造りになっています。本当の豊かさとは何かを考えさせられた作品です。
2012年1月30日
高崎にモダニズムの真髄が/群馬音楽センターと旧井上邸(群馬県)
2012年1月23日
形態は機能のみに従ってはいない/シュテーデルホーフェン駅(スイス)
2011年12月23日
フランスでもフィン人/ルイ・カレ邸(フランス)
※ 今年のブログはこれをもって終わらせていただきます。皆様には来年が明るい年になりますように祈りあげます。
私は、このあと「正月や よき旅をして 海を見る」(碧 悟桐)・・・ことになります。
2011年12月14日
考え抜かれた美術館の本質/キンベル美術館(アメリカ)
フォートワース、ダウンタウン再開発の一環としてP.ジョンソン(1906~2005)が設計した都市型公園の『ウォーター・ガーデン』(1974)です。不規則な形のテラスから滝のように水が流れ落ちて、テキサスの炎天下にオアシスを生み出しています。
2011年12月5日
鉄筋コンクリートでも和風温泉旅館/東光園(鳥取県)
さて、建物は‥‥なにせ築後45年です。巨大な組み柱と下階2層を吊り下げる7階1層分の梁型にも、表情には永年の疲労感が窺えます。それでも、流政之(1923~)による庭園や大浴室など、当時の関係者が注ぎ込んだ情熱は今でも充分に伝わりました。
2011年11月28日
いのちにも似た”家”/情緒障害児治療施設『バウム ハウス』(北海道)
子供たちが白い箱をばら撒く・・・・予想できないユニークな形が出現します。建築家が緻密な検討を何度も繰り返したであろう、『バウム ハウス』の個室群のつながった形態もこのように見えてきます。心に重荷を抱えてしまった子供たちが、自分を取り戻すための”家”なのです。歩き回ってみて、なんと気持ちが良いことでしょうか。この家の明るさの中では心まで美しくなって、不思議な響きが生まれています。北海道の自然を体験している設計者、藤本壮介(1971~)の懐の深い人柄までも垣間見ることができた、作品でした。洞爺湖の隣、伊達市に2006年に完成しています。
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