これは凄い!息をのむような最大35mもの迫力で張り出したカンティレバーがスイス、ルツェルン湖に突き刺さらんばかりです。ここは鬼才J.ヌーベル(1945~)設計の『ルツェルン文化会議センター』(2006)。一枚の大庇の下にはオーディトリアム、会議場、美術館、そして憩いの広場までが納まっています。平面図を見るとわかりますが、建物は大きく三分割されています。このうちの中央部には湖水を引き込んだインテリア水路が設けてあり、かつてここが造船所だった歴史を引用しているのもニクイ。最上階のオープンエアの展望テラスでは、ここでしか体験できない開放感を味わうことができます。
J.ヌーベルの作品をもうひとつ、パリの歴史的街区セーヌ川沿いに建つ『ケ・ブランリ美術館』(2006)です。夜、閉館間際の訪問となってしまい、建物も展示品も見られず写真もこのとおり・・・・。大変興味を持っていただけに残念。出直します。
0 件のコメント:
コメントを投稿