設計者 A・ロッシ(1931~1997)が自ら”SHARK”と名付けた『門司港ホテル』(1998)。北九州門司区の再開発事業の核になる施設として誕生しています。ホテル正面、赤い中央入り口の門から、大階段が2階へ導きます。客室のインテリアはフロア毎にブルー、ブラウン、グリーンなど基調色があって、それぞれが落ち着いた雰囲気に整えられています。最上階にあるバーラウンジからは、門司港とJR駅舎などが一望。これなら、私の弱い酒も旨い! 劇場、茶室、港湾オフィスなども備えられているようですが、今回私は見ていません。内外に使われている多くの印象的な素材と色彩が、適材適所でピシッと極まっています。煉瓦タイル、スタッコ、砂岩、磁器タイルなどでです。
木造2階建て、屋根に緑青を戴いた九州最北端の駅、『JR門司港駅舎』のデザインは、西欧文化からの引用といわれますが、情緒のある姿で大切に保存されています。国の重要文化財に指定されています。
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