2012年4月16日
不思議な岩山に込められた祈り/シーギリヤロック(スリランカ)
2012年4月9日
光り輝く島で 自然と建築の交感/ヘリタンス・カンダラマ・ホテル(スリランカ)
G.バワ(1919~2003)はスリランカで多くの作品を残し、唯一無二の所謂バワスタイルを確立した建築家です。
『ヘリタンス・カンダラマ・ホテル』(1994)へはコロンボの空港から、バスで島の内陸部へ向かって約5時間、ひた走ります。バスは爆走します。保険に加入していて良かったと思えたほどの危険を何度も感じながらも、熱帯の密林と岩山という圧倒的なロケーションの中に迎えられます。全長1kmにも及ぶ建物の全容は窺うことはできません。バワは時を経て、建物が樹木に覆われて密林の中に消失する‥‥ように希ったとも聞きます。構造も単純で、内外の仕上も簡素です。白と黒に塗り分けられたコンクリートと現地産の石と木が中心です。このように自然と地形を読み取って、建物がそれらに寄り添うという形態だから、世界中からリゾート中のリゾートと評価される一方で、サンクチュアリのように気高いとも評されるのでしょう。
2012年4月2日
生き続ける伝統と産業の息吹が交錯する/倉敷美観地区(岡山県)
この街区には、建築家 浦辺鎮太郎(1903~1991)による、地域に融けあった建物が集中しているのも特徴です。例えば、『倉敷国際ホテル』(1963)、『倉敷市民会館』(1972)、『倉敷アイビースクエア』(改修1974)、『倉敷市庁舎』(1980)などがあります。浦辺ファンには、たまらない町なのでしょう。
2012年3月19日
洞窟を経て胎内へ進み、墓へ至る/李 ウファン美術館(香川県)
2012年3月12日
構成は明快、満足感は少し/東山魁夷せとうち美術館(香川県)
2012年3月5日
犬島に煙突が蘇った/精錬所跡と家プロジェクト(岡山県)
岡山 宝伝港から高速船で10分。瀬戸内海の荒い波しぶきを思いっきり浴びて、お目当ての『精錬所跡』(2008)に到着です。ここ犬島の産業遺構の保存と再生に、建築家の三分一 博志(1968~)が挑んだ美術館です。銅の精錬途中でできる鉱サイで作られた煉瓦がそこにあったことが、このプロジェクトの成功を助けたのは確かでしょう。しかし同時に、三分一の軽やかなセンスに感心の連続です。彼の今後の活動からも目が離せなくなりました。
妹島和世(1956~)による、同じく犬島の『家プロジェクト』は力が抜けているように見えて好ましく、そのすぐ隣で岩山に聳える、島の守り神 然とした『山神社』」の姿も印象的でした。
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